「僕が技術士になった理由?」をなんで書く気になったのか? †理由はなんというかあるようなないような、なんですが、大きく理由は3つくらい。
これがトライを始めた理由。 結果として10年以上かかったわけですが…(後述しますが、非常に情けない理由もあります)。 あと、博士になった後にいろいろ落ち着いて、「さて」と心機一転した後に産まれた理由が以下のとおり。
ということで、書いてみます。 「技術士」は、エンジニアにとってのハンターライセンスみたいなもの †これは非常に個人的な所感なので、異を唱える人もいるかもしれないけど、それを承知で書いてみます。 僕が好きなマンガの1つにHUNTER×HUNTERがあるんですが、この中に出てくる「ハンター」が非常に刺激的。 ハンターが何か?てのは、リンク先の用語解説に譲りますが、要はエンジニアとして「ハンター」になりたかったってのが根源の一つなんだなぁと思ってたりします。 ハンター=技術者と置き換えると、個人的にはしっくりきます。 ハンターライセンスは、年に一回のハンター試験に合格することで得られるけど、この試験がまた超絶難関。でも、ハンターライセンスを所持できることで、仕事人として信用が得られるという代物(かなりはしょってます)。 技術士も、「資格を保有していることで一定の信用を獲得できる」面があることを考えると、ハンターライセンスのような側面を持つと考えてもよいかなと感じました。 技術士の場合は、試験制度と技術士法によるさまざまな取り決めがその信用の根拠になってるとも感じていますが、技術者としては取らないわけにはいかない、と感じたわけです。 技術士試験のあらまし †技術士の試験は、大きく2つがあります。
問題は、二次試験の受験資格を得るための手続きがとんでもなく面倒という点です。 二次試験の受験資格(総合技術監理部門以外)は、以下のいずれかで得られます。
なお、総合技術監理部門の場合は、それぞれ+3年の期間が必要になります。 技術士試験に通るためには? †技術士試験は、知識を問う問題(一次試験+二次試験の一部)+経験や考え方を問う問題(二次試験の一部)という構成です。 特に二次試験は、他の試験と比較して、以下の点で一線を画しています。
そして、経験や考え方は、筆記試験と口頭試験の両方で問われます。 筆記試験のうち、経験や考え方を問う問題は、(以前は)受験者当人の経験を(まさに)試験時間中に書かせるというスタイルでしたが、最近は仮想事例をベースに経験や考え方を問うスタイルに変わっています。また、口頭試験では、自身の経験を短くまとめて説明するというプレイがまっているので、ここでも経験が問われます。 二次試験(口頭試験)の留意点 †二次試験は、筆記試験(全国一斉決まった日)+口頭試験(筆記試験に合格した受験者に対し、個別に通知される)というスタイルですが、口頭試験のレギュレーションが恐ろしく厳しいとされています。これは、「通知された日時の変更は認められない」という一点に尽きます。この日時をあけることができないと、それだけで(せっかく筆記に合格しても)二次試験合格はできませんし、何らかの交通トラブルに巻き込まれて会場に辿りつけなくても同じく二次試験合格は出来ません。 このため私の場合は、口頭試験の日程を通知されてほどなく「口頭試験会場近くのホテルを手配」しました。「やりすぎ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、「ガチで外せない重要なお客様とのお打ち合わせに備える」と考えるとよいと思います。 (以下続きます) |